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川崎医科大で小中学生が模擬手術 体験教室に県内外250人

超音波メスを操り模擬手術をする参加者

 小中学生に医療や福祉について関心を高めてもらおうと、川崎医科大(倉敷市松島)は18日、「夏の子ども体験教室」を同大で開き、岡山県内外の約250人が医師や看護師などの仕事を学んだ。

 同大付属病院の施設やドクターヘリを見学した後、心肺蘇生、看護といった五つの体験コースに分かれた。

 外科医コースでは、同大付属川崎病院の吉田和弘外科医長が講師になり、CCDカメラを使って行う内視鏡手術などについて説明。子どもたちは手術着を身にまとい、モニター画面を見ながら、鉗子(かんし)で輪ゴムをつかんで移動させていた。腫瘍に見立てた画びょう付きの鶏肉で模擬手術も体験。超音波メスを操り、「ジューッ」と音を立てながら“腫瘍”を切除した。

 岡山市内の私立中3年の女子(14)は「鉗子は思った以上に難しかったがリアルな体験ができた。外科医になるという目標がより鮮明になった」と話していた。

 体験教室は19日も事前申込者を対象に実施する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年08月18日 更新)

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