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訪問介護の質向上へ 岡山県事業所連絡協が発足

岡山県訪問介護事業所連絡協議会の設立総会であいさつする新役員

 岡山県内の約百二十のホームヘルパー事業所でつくる岡山県訪問介護事業所連絡協議会が二十六日発足した。訪問介護大手コムスンによる不正問題で事業所のモラルが問われる中、研修や会員相互の連携、情報提供を通じ、サービスの質の向上を図るのが狙い。

 介護保険がスタートした二〇〇〇年にできた岡山地方振興局管内の協議会(その後、備前県民局管内に拡大)を母体に、倉敷、津山、笠岡市などの事業所が加わった。会員は同県内の訪問介護事業所のほぼ二割に当たる。今後、さらに多くの事業所に参加を呼び掛ける。

 岡山市内であった発足の総会・研修会には約六十事業所が参加。十一月と来年三月に管理者とヘルパーを対象にした研修会を開く本年度事業計画案を承認。会長にサルピス訪問介護事業所(同市原尾島)の松平康男所長を選んだ。任期は二年。介護保険制度に詳しい服部万里子・立教大コミュニティ福祉学部教授の講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年07月31日 更新)

タグ: 介護高齢者

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