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大木表現した壁面アート完成 12月開院の川崎医科大医療センター

川崎医科大総合医療センターの通路に完成した壁面アート

 12月1日の開院を控えた川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)に7日、川崎医療福祉大(倉敷市松島)の学生有志が制作した壁面アートが完成した。地下2階の通路の壁にオリジナルのシールを貼り、葉の茂った大木を表現。淡い色合いで統一され、温かみのある作品に仕上がっている。

 患者の気持ちを和らげようと、医療福祉デザイン学科1~4年生28人が手掛けた。8月、深柢小学校の跡地に建設中の同センターを訪れた際、南側に整備された「深柢ガーデン」のシンボル・クスノキが小学校時代から地域住民に愛されてきたことを聞き、デザインを考案した。

 壁面アートは縦約2・5メートル、横約25メートル。「おもいをのせる」をテーマに、太さ1メートルほどの幹から伸びた枝に、緑、黄、青など色とりどりの葉っぱ約300枚をちりばめている。木の周りには9羽の鳥も配し、生命力を表現している。この日、最後の1枚となるオレンジ色の葉を貼り付けた。

 地下2階の駐車場から院内に通じる場所にあり、4年女子学生(22)は「治療に向き合う勇気を届けられれば」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年11月08日 更新)

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