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AMDAの海外医療支援活動報告 岡山大で日本健康心理学会大会

ハイチで行った医療支援活動について報告する佐藤医師

 日本健康心理学会第29回大会が19日、2日間の日程で岡山大(岡山市北区津島中)で始まり、初日は国際医療ボランティアAMDA(同伊福町)の活動に参加している佐藤拓史医師(51)=同市出身、福岡市在住=が海外で行った被災地支援などについて報告した。

 佐藤医師は10月14~27日、大型ハリケーンに見舞われた中米ハイチで医療活動に参加。コレラが流行し、開設した治療センターには通路が埋まるほど患者が殺到したことなどを説明し、「医薬品調達、患者搬送など、世界から来た組織が役割分担することで効果的な医療ができた」と振り返った。

 さらに「活動では円滑に連携するため、他の支援者のアイデアを否定しないよう心掛けている。支援先の文化・風習を尊重するため、現地スタッフの協力も不可欠」と述べた。

 20日は午後0時半から、「メンタルヘルスが壊れる前に適切に予防を行う」と題した一般公開シンポジウムが開かれる。申し込み不要。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年11月19日 更新)

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