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倉敷市「療育相談センター」障害児、就労まで支援 窓口を一元化 福祉施設と連携

来年1月に総合療育相談センターが開設されるくらしき健康福祉プラザの福祉機器展示コーナー

 倉敷市は来年一月、同市笹沖のくらしき健康福祉プラザ内に、同市初の障害児に関する総合的な相談窓口となる「総合療育相談センター(仮称)」を開設する。乳幼児期から就労期まで継続して障害児を支援するのが特徴で、相談業務のほか、福祉施設などとの連携や調整を行う。

 現在、同市の障害に関する相談窓口は、成長段階などで分かれており、利用者が各窓口で状況を説明しなければならなかったり、担当部署を順送りにされる場合があるため、窓口を一元化して、利用者の利便性を高める。

 センターには、社会福祉士や保健師、臨床心理士らが常駐し、子どもの発達に関する悩みなどに応じたり、必要に応じて教育委員会や福祉施設などとの連絡や調整を行う。窓口を一元化したことで、それぞれの子どもに合わせた支援が継続して行えるようになるという。相談は、火曜日から土曜日の午前九時から午後五時まで受け付ける。

 センターは同プラザ一階の福祉機器展示コーナーを縮小して開設。約百二十平方メートルのスペースに車いすや介護ベッドなどを展示しているが、介護保険法改正により自治体の設置義務がなくなったことなどから、スペースを削減、空きスペース約六十平方メートルを活用することにした。総事業費は約五百三十七万円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年11月14日 更新)

タグ: 福祉子供

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