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4月から境超え「病児保育」可能 岡山県と17市町が協定

 岡山県と県内17市町は30日、急病などで通学・通園できない子どもを医療機関が一時的に預かる病児保育について、4月1日から子どもの居住地にかかわらず、市町境を超えた医療機関に預けられるようにする協定を結んだ。

 病児保育は、病気療養中や回復期の小学6年生までの子どもを、市町村の委託を受けた医療機関などが一時的に預かる事業。県内では3月末現在、16市町の44施設(医療機関21、保育園23)が受け入れているが、利用できるのは原則として、施設がある市町の子どもに限られていた。

 今回の協定では、参加17市町の子どもが岡山、倉敷、玉野、笠岡、総社、瀬戸内市の6市の14医療機関を利用できる。利用料は1日2千~2500円。6市以外の参加市町は井原、高梁、赤磐、浅口、和気、早島、里庄、矢掛、久米南、美咲、吉備中央。

 岡山市内で行われた締結式では、伊原木隆太知事を含む18首長が協定書にサイン。知事は「岡山を子育てしやすい環境にするための大きなセーフティーネットができた。今後も施設数や地域を広げていきたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年03月30日 更新)

タグ: 福祉子供

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