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母親、父親より高いストレス 仕事、家事、育児… 負担の差広がる 福山市保健所が市民健康調査 

ストレスを感じる保護者の割合(グラフ)

 悩める母、お気楽な父増えた!? 福山市保健所が今年行った市民健康意識調査で、こんな傾向が浮かび上がった。幼児から高校生の保護者でストレスを感じている割合は、全年代で母親の方が父親よりも高かった。しかも、二〇〇一年の前回調査に比べ、ストレスを感じる母親は全年代で増えた一方、父親は全年代で減少していた。

 市民を対象に六月に実施した調査結果の中から一歳六カ月、三、五歳、小学三、六、中学二、高校二年の七年代の子どもを持つ父母について集計した。

 ストレスを感じている父親は44・9―56・2%だったが、母親は66・5―76・4%。一歳六カ月児、五歳児、中学二年生の保護者では両親の間で20ポイント以上も差があった。

 前回調査と比較すると、母親では、15ポイント近く上昇したところも。以前からあった父親と母親のストレスの差が、広がっている実態が明らかになった。

 同保健所は「仕事や家事、育児など女性の負担が大きくなっているからでは」と推察。父親のストレスが減っている点については「良いことではあるが、原因は不明」とした。今後、地域を挙げた子育て支援の体制づくりを進めるなど女性の負担軽減策を検討する。

 調査全体は、幼児から八十代までの市民約一万千四百人を対象に、食生活や喫煙、心の健康などを聞いた。全体の回答率は62・8%。保護者は、子どもの年代ごとに各三百―五百人程度が答えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年12月02日 更新)

タグ: 健康女性精神疾患

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