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軽度発達障害に理解を 独自の遊育療法解説 岡山の支援ボランティア 希望者に冊子無料提供

遊育療法を解説した冊子を手に、活用を呼び掛ける津田代表

 注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)など軽度発達障害児を支援するボランティア団体「発達・学習研究会」(岡山市津島南)は、遊びを通して子どもの発達を促す独自の指導法「遊育療法」を解説した冊子を作った。

 遊育療法は、研究会の津田誠一代表(57)が約三十年の指導で培った実践法。ボールや段ボールなどを使ったダイナミックな集団遊びが特徴で、子どもが人とかかわる楽しさを知り、問題行動の抑制や言葉の遅れ防止などに効果があるという。

 冊子では遊育療法の狙いなどを説明。子どもが将来、孤立感を持たないために幼児期からの取り組みや、家庭での指導の大切さを訴えている。

 津田代表は「障害がよくなるという可能性を信じ、家庭や学校、地域で実践してもらいたい」と話している。

 A5判、四十六ページ。五百部作製。希望者に無料(送料別)で提供し、十六日には岡山市南方のきらめきプラザで、冊子をテキストにした講演会を開く。問い合わせは研究会(086―256―0630)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年04月06日 更新)

タグ: 健康福祉子供

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