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特別支援学級児童ら力作ずらり 津山、絵画や手工芸1227点

特別支援学級などで学ぶ子どもたちの温かみのある作品が並んだ会場

 岡山県津山市にある35小中学校の特別支援学級と、津山中央病院(同市川崎)の院内学級で学ぶ児童生徒の「きらきら作品展」(市特別支援教育研究会主催)が20日、新魚町のアルネ・津山4階市立文化展示ホールで始まり、豊かな感性が発揮された温かみのある力作が並んでいる。22日まで。

 約360人が1年かけて手掛けた絵画、習字、手工芸など計1227点を出展。サツマイモのつるにモミジや鈴を飾り付けたクリスマスリース、フェルトを縫い合わせてピザをイメージした財布、粘土でこしらえたケーキ、海の生き物のペーパークラフトなどが目を引く。

 共同制作の作品もずらり。津山東中は高さ約3メートル、幅約4メートルの用紙を使い、手をつないだ生徒の姿と「笑顔があり元気な学校」の言葉を、無数のシールを貼ることで表現した。

 画用紙で作ったミニ門松や似顔絵など7点を出品し、家族と訪れた中学1年(13)は「大勢の人に見てもらえてうれしい。頑張ったかいがあった」と話した。

 作品展は、さまざまな教育的ニーズのある児童生徒への理解を深めてもらおうと開催し53回目。同研究会会長の福田暁美・勝加茂小校長は「子どもたちは力いっぱい楽しみながら仕上げた。優しさが広がっている会場に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

 午前10時~午後6時(最終日は同3時半)。入場無料。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年01月21日 更新)

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