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インスタント食品やファストフード 週3回以上食べる子便秘傾向 中学生対象に岡山大大学院・小田教授ら調査

小田慈教授

 インスタント食品やファストフードを週三回以上食べる中学生は、食べない生徒よりも便秘傾向にあることや、学校生活を楽しいと感じる生徒は、そうでない生徒よりも排便のリズムが良いことが、岡山大大学院の小田慈教授(小児科学)らが実施した生活習慣と健康に関する調査で分かった。

 調査は二〇〇七年四月、岡山市内の中学生八百十一人に調査票を配り、七百四十七人から回答を得た(有効回答率92・1%)。

 最近一カ月間の排便回数や便の量などを見る便秘指標を活用して食事との関連を調べたところ、インスタント食品をほぼ毎日食べる生徒は、そうでない生徒に比べ同指標が一・三倍、ファストフードを週三、四回食べる生徒は同一・五倍に上った。

 学校生活を「あまり楽しくない」と答えた生徒の指標は「とても楽しい」とした生徒の一・五倍に上ったほか、寝つきと目覚めが悪い生徒の指標は、寝つきと目覚めが良いケースの一・六倍だった。

 調査に携わった同大大学院生の新沼正子さん(54)は「代謝と生活のリズムが調和することで規則性のある排便につながると考えられる。学校生活を充実させるには、排便のリズムを考慮に入れた健康教育や健康管理が重要だろう」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年09月30日 更新)

タグ: 健康子供

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