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健康PRポスターで濵見さんGP 県立大生、地域医療への期待表現

グランプリに選ばれた濵見さんの作品

濵見志歩さん

 地域医療を身近に感じてもらおうと、倉敷市など岡山県南24医療機関が連携して市民向け医療講座を展開する「わが街健康プロジェクト。」。そのPRポスターコンクールの入賞者7人が決まり、最優秀のグランプリに岡山県立大デザイン学部2年濵見志歩さん(20)の作品が選ばれた。

 デザイン系の学部、学科がある県立大と川崎医療福祉大の学生から計75点の応募があった。画題はプロジェクトが活動テーマに掲げる「医療機関と上手に付き合う」。表現力やデザイン性を基準に、24医療機関でつくる事務局がグランプリ1点、優秀賞5点、サポーター賞1点を選んだ。

 濵見さんは「シワふえて、笑顔もふえた 地域医療。」の標語とともに、医療従事者や家族の笑顔に囲まれて頬が緩むお年寄りの表情を柔らかなタッチで描いた。「充実した医療と人々の温かい心を支えに、年齢を重ねても安心して暮らせるまちであり続けてほしいとの願いを込めた」と話す。

 濵見さんのグランプリ作品と、優秀賞のうち上位に輝いた県立大2年前川和美さん(20)、川崎医療福祉大3年板野百花さん(21)の作品は、公式ポスターとして4月から1年間、プロジェクトに参画する医療機関などで活用する。

 プロジェクトは、倉敷中央病院(同市美和)などが2013年からスタート。ポスターコンテストは16年から開催し3回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年03月28日 更新)

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