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県済生会が岡山で初の「フェア」 医療の役割と健康に理解深める

超音波メスを使った手術を体験する子どもら

 岡山県済生会は15日、医療と健康をテーマとした初のイベント「済生会フェア」を岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)をはじめ、同市内6会場で開いた。模擬手術や無料検査などのコーナーを設け、大勢の老若男女が医療機関の役割と健康づくりについて理解を深めた。

 同病院では、錠剤に見立てた粒状のチョコレートをピンセットと機器を使って分包したり、モニターを見ながら内視鏡で輪ゴムを移動させたりする体験コーナーを開設。超音波メスで鶏肉を切開する模擬手術では、医師が「超音波で止血もできるよ」「鉛筆と同じ持ち方をしてごらん」と説明・指導し、子どもたちが慎重に操った。

 4月にオープンした予防医学健診センター(同伊福町)では、血管年齢の測定が午前中で受け付け終了となるなど各種無料検査も人気を集めた。

 家族4人と訪れた岡山市立小学校の4年男子(9)は「超音波を使って手術ができると知って驚いた。病院での仕事に興味が湧いた」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月15日 更新)

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