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インフルエンザ流行の兆し 岡山県が予防接種など訴え

県内のインフルエンザ流行状況(グラフ)

 岡山県内でインフルエンザが流行の兆しをみせている。患者数は過去10シーズンで3番目に早いペースで増加、落合中(真庭市)では今季最多となる272人が症状を訴え17日に全校閉鎖する。県は「例年のピークは1、2月で今後、本格的に流行する危険が高い。予防接種など対策を徹底してほしい」と呼びかけている。

 県健康対策課によると、患者数は12月に入り急増。第49週(1―7日)時点で、県指定84医療機関の1施設当たりの患者数は1・99人(前週0・77人)となり、全国平均の1・62人を上回った。

 学級、学校閉鎖などの臨時休業は、2日の木山小(真庭市)と赤坂中(赤磐市)を皮切りに岡山、倉敷市などの計28施設。小中学校、幼稚園の総患者数は732人(16日現在)に上っており、簡易検査ではA型ウイルスが多く検出されているという。

 県は対策として早めの予防接種や手洗い、うがいの励行を推奨。同課は「インフルエンザはせきやくしゃみなどで広がるだけに、患者もマスク着用など拡大防止を心がけるのがマナー」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年12月17日 更新)

タグ: 子供感染症

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