文字 
  • ホーム
  • 岡山のニュース
  • 岡山県内でインフルエンザ猛威 1施設の患者数、全国2番目 休園、学級閉鎖相次ぐ

岡山県内でインフルエンザ猛威 1施設の患者数、全国2番目 休園、学級閉鎖相次ぐ

県内のインフルエンザ流行状況(グラフ)

 岡山県内でインフルエンザが猛威を振るっている。今年第2週(5―11日)に医療機関から報告された1施設当たりの患者数は20.6人に上り、全国で2番目の多さ。学校や幼稚園でも集団風邪による休園、学年・学級閉鎖が相次いでおり、県はさらに流行が続くとみて警戒を強めている。

 県健康対策課は昨年12月25日、指定84医療機関の1施設当たりの患者数が基準値(5人)を超えたため、インフルエンザ注意報を発令。以降、患者数は増え続け、1月第2週は前週(9・6人)の2倍超に急増、全国でも沖縄(27・9人)に次いで多かった。

 19日にはインフルエンザとみられる集団風邪が県内の幼稚園、小中高校計35校園で発生。1日の発生施設数は、2000年以降では同年1月31日の50施設以来の多さだった。20日までの総計では計114施設で発生、計2438人が症状を訴え、前年の同時期を上回った。

 県内では8検体からいずれも「Aソ連型」ウイルスを検出。全国的に主流となっている「A香港型」と合わせ、比較的症状が重いとされる。

 インフルエンザは、高熱や頭痛などの症状が出る前にせきなどでウイルスが飛散、感染拡大する恐れがあり、同課は「手洗いやうがいの励行はもちろん、できるだけ人込みは避け、感染した人はマスクをして外出を控えてほしい」としている。

 県は20日、岡山、倉敷、浅口市などの小中高校・幼稚園計19校園でインフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。423人が症状を訴え、うち273人が欠席。最長で3日間、学年・学級閉鎖する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年01月21日 更新)

タグ: 健康感染症

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ