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岡山大病院34例目の脳死肝移植 肝機能低下の50代女性へ

 日本臓器移植ネットワークは6日、神奈川県の病院で40代男性が550例目の法的脳死と判定されたと発表した。岡山大病院(岡山市北区鹿田町)では7日、肝機能が低下した50代女性への脳死肝移植手術が行われた。女性の容体は安定しており、2カ月程度で退院できる見込み。

 手術は八木孝仁・肝胆膵(すい)外科教授のチームが担当。午前10時32分に始まり、7時間半後に終わった。女性は肺の血管が細くなる肺高血圧症などを患ったことで肝機能が弱り、6月に日本臓器移植ネットワークへ登録、待機していた。同病院での脳死肝移植は34例目、生体と合わせ420例目。

 移植ネットによると、臓器提供の意思は不明だったが、家族が承諾した。提供を承諾した臓器のうち、腎臓は聖マリアンナ医大病院(神奈川県)と東京女子医大八千代医療センター(千葉県)でそれぞれ移植。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年09月07日 更新)

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