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光学医療診療部が移転リニューアル 岡山大病院 最新内視鏡導入、スタッフ増員

移転リニューアルした岡山大病院光学医療診療部の検査室

 内視鏡検査、治療を行う岡山大病院(岡山市北区鹿田町)の光学医療診療部が移転リニューアルし、5月から本格稼働した。最新鋭の内視鏡検査機器を導入してスタッフを増員し、最先端の医療を提供できる体制がさらに充実した。

 同部は中央診療棟4階の旧産科病室を全面改修し、2階から移転。588平方メートルで、移転前の約1・8倍に拡大した。検査室は治療専用の2室を含む計8室。治療後の回復室はリクライニングシート5床を備える。

 小腸内部を観察できる小型カメラ内蔵のカプセル内視鏡をはじめ、最新の検査・治療機器を購入。医療スタッフは順次増員し、25人(うち医師9人、看護師11人)となる予定。

 同部の内視鏡検査は2005年が5828件、08年には7273件と年々増加。早期消化器がんや胆膵(たんすい)がんに対する内視鏡治療の対象も広がり、検査ニーズは高まっているという。

 検査は、他の医療機関の紹介がなくても受診でき、胃の検査は当日の受け付けも可能。同部の岡田裕之副部長は「利用しやすい検査、治療環境を整え、より安全で質の高い医療を提供したい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年05月27日 更新)

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