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岡山労災病院 13年度に新病棟 石綿研究センター併設

岡山労災病院が建設を計画している新病棟のイメージ図

 岡山労災病院(岡山市南区築港緑町)は、高度医療提供へ外来・入院病棟などの新棟を建設する。アスベスト(石綿)疾患の研究を行うセンター併設も計画。2010年度にも着工し、13年度内の完成を目指す。

 昭和20年、30年代に建てられたリハビリ棟、中病棟を壊し、鉄筋コンクリート7階(延べ2万5700平方メートル)を建設する。石綿研究センターは2階延べ300平方メートル。総事業費は100億円弱。

 新棟1、2階には外来診療部門と放射線科などが入居する。3階は手術室やICU(集中治療室)など。4―7階が病棟で病床数は現在から13減らした350床。3階から上階のフロア形状は「凸型」で中央部に看護師らのスタッフステーションを置き、移動距離が短くなるよう工夫する。

 耐震構造を採用するほか、がん治療の放射線治療機器も新たに導入する。

 既存の外来診療棟は新棟とつないで管理リハビリ棟とし、本館と南病棟は壊して駐車場にする。

 清水信義院長は「現在の18診療科体制を維持、発展させ、地域住民に信頼される良い病院にしたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年08月09日 更新)

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