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第17回 万成病院 小林孫兵衛記念医学振興財団 若手の医学研究費助成

嶽〓禮美子事務長

 小林建太郎院長の祖父に当たる小林孫兵衛(一八九四―一九四三年)は、日本赤十字社岡山支部療院(現岡山赤十字病院)の初代院長を務めた。九三年に設立された「小林孫兵衛記念医学振興財団」は四十九歳で早世した孫兵衛を顕彰し、若手の医学研究費を毎年助成している。

 対象は四十五歳以下で、医師に限らない。研究テーマは精神障害に限らず難病や生活習慣病、リハビリなど。百万円と五十万円の二種類あり、毎年九―十一人に贈呈している。

 応募件数は最初の二十一件から今年は五十六件に。「九州や東北など全国から寄せられる」と 嶽〓 ( たけざき ) 禮美子事務長。これまで百二十八人に計七千二百万円が補助され、貴重な研究支援となっている。



※〓は崎の旧字
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年06月03日 更新)

タグ: 精神疾患万成病院

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