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岡山県内のコロナ感染21人に 県北の津山で初確認

岡山県庁

 岡山県と岡山市は24日、新たに2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。岡山市の60代女性と津山市のパート従業員の50代女性で、県内での感染確認は計21人となった。

 岡山市によると、同市の女性は、14日に感染が分かった70代男性会社員と同居する妻。濃厚接触者として15日にPCR検査を受けて陰性とされたが、22日からせきなどが続いたことから再検査し、24日に陽性と判明した。いったん陰性とされた後に陽性と判定された県内初のケース。女性は軽症で主に自宅で過ごし、現時点で濃厚接触者はいないという。

 県が発表した津山市の女性は13日に発熱。一度は解熱したものの20日に38度の発熱があり、医療機関で肺炎の症状が確認されたため、24日にPCR検査を受けた。現在は軽症といい、25日に入院する予定。12日以降は仕事を休み、ほとんど自宅で過ごしていた。発症前2週間は県外に出ておらず、感染経路は不明。現時点で判明している濃厚接触者は同居の家族2人で、25日に検査する予定。県北での確認は初。

 津山市で感染が確認された女性について、ナンバホームセンター(同市材木町)は24日、院庄店に勤める従業員だと明らかにした。同社によると、女性はレジ業務や商品の陳列などに従事。同店の従業員はアルバイトを含め46人で、他に症状が出ている人は確認されていないという。同店は25日に臨時休業し、消毒作業を行う。

 岡山市はまた、市内の感染者2人が23日までに退院したことも明らかにした。退院は県内で7人となった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年04月24日 更新)

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