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榊原病院が移転 クラボウ跡地へ いしま病院と統合 12年冬予定

 医療法人社団十全会は、系列の心臓病センター榊原病院(岡山市北区丸の内)といしま病院(同伊島町)を統合した新病院を、同中井町のクラボウ工場跡地に建設する。開院は2012年冬の予定。

 クラボウから4万7千平方メートルを借り受け、鉄筋コンクリート9階を超える新病院を建設。心臓血管外科、循環器内科など十数の診療科を置き、病床数は2病院を合算した300弱を想定している。

 敷地の半分を緑地とし、20~30年後の建て替えに備える。駐車場は1千台分を用意する。

 榊原病院は1932年、現在の県庁舎がある同内山下に開設し54年に現在地へ新築移転。いしま病院は79年の開設。手狭になったことなどから統合、移転を計画した。跡地利用は未定。

 榊原宣理事長は「高度で最新の医療を提供するために決断した。今後も地域医療の発展に尽くしたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年12月05日 更新)

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