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岡山県内7例目のクラスター発生 津山市、勝央町で計5人感染

岡山県庁

 岡山県は25日、津山市内の3人、同県勝央町内の2人の計5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5人のうち3人は24日に感染が判明した同市の感染者2人と16日に会食しており、県は県内7例目のクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。県内での感染確認は再陽性を除いて202人となった。

 クラスターの3人は、津山市在住の20代女性教員、勝央町内の20代主婦と同居家族の未就学男児。県内の飲食店で16日、計6人で会食した際に感染したとみられる。同席した県外の1人も今後、居住地でPCR検査を行う。同町在住者の感染確認は初めて。

 クラスター以外の2人のうち1人は津山市の介護従事者の50代女性で、勝央町の主婦の親族。別の日に主婦と食事したという。もう1人は同市の自営業の50代男性。15日から東京都や千葉、福岡県を訪れたほか、20日には北海道で仕事をしており、県は県外で感染したとみている。

 この日判明した5人はいずれも軽症。県保健福祉部は「感染経路は追跡できており、市中にまん延している状況ではないと考えている」としている。

 同県久米南町教委は25日、津山市の20代女性教員の勤務先は久米南中(同町下弓削)で、26~28日に同中を臨時休校することを発表した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年10月26日 更新)

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