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岡山県で最多15人がコロナ感染 8市町、別の疾患で1人死亡

(左から)岡山県庁、岡山市役所、倉敷市役所

 岡山県内では28日、県内8市町に住む20~80代の男女計15人の新型コロナウイルス感染が判明した。県はこれまでに感染していた患者1人が27日、別の疾患で死亡したことを発表。県内での1日の感染確認は過去最多となり、感染者は再陽性を除いて229人目で、感染者の死亡は3人目。

 新たに判明したのは、津山市6人、井原、新見市各2人、岡山、倉敷、総社市と鏡野、美咲町の各1人。それぞれ軽症または無症状という。

 津山市と美咲町の計7人は、クラスター(感染者集団)が発生している津山中央病院(同市)の関係者で、70~80代の入院患者男女6人と医療従事者の20代女性。PCRによる再検査で陽性が確認された。同病院での感染者は計19人(職員6人、患者13人)。同病院はホームページで診療は縮小せず継続するとした。

 井原市は40代男性会社員と、60代男性会社役員。大阪府で感染が確認された患者と会食していた。新見市は同居家族の40代男女で、いずれも介護従事者。岡山市は自営業の40代男性、倉敷市は40代男性。鏡野町はアルバイトの20代女性で、味覚障害などが現れ、検査を受けた。

 総社市は20代男性会社員。クラスターが起きているグループホーム「吉備の里」(同市)に勤務し、23日に感染が公表された介護従事者の同居家族という。

 27日に死亡した感染者について県は、死因が新型コロナではないとして年代や性別、居住地などを非公表とした。

 鏡野町は28日、町内の感染者が奥津ゴルフ倶楽部(同町)の従業員と公表した。同町などによると、同ゴルフ場は28~30日まで休業する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年10月28日 更新)

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