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新型コロナ 岡山県内12人が感染 5市町で確認

岡山県庁(左)と倉敷市役所

 岡山県、倉敷市は30日、県内5市町に住む男女計12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。津山市が8人で、倉敷、総社、真庭市、勝央町が各1人。いずれも軽症か無症状という。県内での感染確認は再陽性を除いて272人となった。

 勝央町で29日に明らかとなった県内8例目のクラスター(感染者集団)の事業所関連は、いずれも従業員の30代女性=津山市=と、50代女性=勝央町。同事業所での感染者は計30人となった。既に感染が判明している従業員2人の同居家族の感染も分かった。医療従事者の20代女性と、20代と50代の男性会社員の計3人。いずれも津山市在住。

 5例目のクラスターとなった津山中央病院(津山市)関連は、病院職員の20代女性=同市=で、同病院での感染者は計21人(職員7人、患者14人)。6例目クラスターのグループホーム「吉備の里」(総社市)関連は、施設職員の30代男性=同市。同施設での感染者は計11人(職員5人、入所者6人)となった。

 三つのクラスターに関連しない感染者は5人。真庭市の1人は、感染確認された介護従事者=新見市=の親族で、県立学校に在籍する女子生徒。津山市の3人は、20代と60代の男性とアルバイトの60代女性。60代男性は29日に感染が確認された農業男性=美咲町=の知人で、他の2人の感染経路が分かっていない。倉敷市は自営業の40代男性。17~25日、仕事で京都府に滞在。味覚障害などがあったが、回復しているという。

 県は30日、勝央町の事業所クラスターに含まれ、年代や居住地などを調べていた従業員24人について、津山、美作市、勝央、奈義、美咲町に住む10~70代の男女だったと発表した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年10月30日 更新)

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