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新型コロナ 岡山県内13人感染 岡山市は国立医療センターの4人

岡山県庁(左)と岡山市役所

 岡山県と岡山市は31日、計13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地別の内訳は、岡山市は市内の同じ病院で働く20代の医療従事者4人、津山市2人、鏡野町2人、真庭市1人。残る4人は県内8例目のクラスター(感染者集団)となった勝央町内の事業所の感染判明者の濃厚接触者・接触者。県内での感染確認は再陽性を除いて285人となった。

 岡山市は本人の希望で性別非公表。いずれも軽症か無症状という。県内で発生したクラスターの濃厚接触者が、4人の勤務先の病院に別の疾患で入院後、感染が判明。病院が職員や患者を検査し、30日に陽性と分かった。市は接触した同僚や知人を調査している。この4人について国立病院機構岡山医療センター(同市)は、同センターの職員だと公表した。

 津山市は50代女性会社員と90代以上の男性。男性は30日に感染が判明した20代男性=同市=と同時期に同じ医療機関に入院していた。鏡野町は同居家族の70代男性と80代女性で、男性は5例目クラスターの津山中央病院(津山市)に入院歴があり、退院後の28日に発熱した。同病院以外で感染した可能性もあり、現時点でクラスターには含まれていない。真庭市は90代以上の女性で、30日に感染が明らかになった60代女性=津山市=の別居の親族。

 勝央町の事業所関連の4人は2次感染となるため、クラスターには含まれない。年代や居住地、行動歴などは調査中という。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年10月31日 更新)

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