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岡山県で7週ぶりに新規感染数増 直近1週間22人 ステージ1維持

 岡山県は5日、直近1週間(2月25日~3月3日)の県内の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。新規感染者数は22人で前週より6人増。全体では落ち着いているものの、7週ぶりに増加に転じており、県は引き続き注意を呼び掛けている。政府の対策分科会が示す基準で最も低い「ステージ1(散発)」は維持する。

 指標7項目のうち、3項目が前週より改善した。病床使用率は0・3ポイント減の10・3%。医療現場への負担が大きい重症者用病床の使用率は2・4ポイント減の2・3%で、稼働は1床にまで減っている。

 一方、新規感染者数のうち、重症化しやすいとされる高齢者が17人を占めている。感染経路不明の割合は3・4ポイント増の40・9%となり、2週連続で悪化した。

 この日、首都圏1都3県の緊急事態宣言再延長を受け、伊原木隆太知事は「感染拡大した場合の地方に与える影響は大きく、妥当な措置」とコメント。県民に対しては「会食の機会や人の移動が増える年度替わりの時期を迎える。感染再拡大につながることのないよう防止対策を徹底してほしい」と求めた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年03月05日 更新)

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