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「始まるワクチン接種」スケジュール 供給限られ段階的に実施

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ“切り札”とされるワクチン。しかし、国際的な争奪戦によって国内の確保量が限られており、政府は医療従事者を皮切りに高齢者、そして一般住民と、段階的に接種を進める方針を示している。

 県内では医療従事者(約8万1千人)への接種が2月18日に始まった。県によると、5月中旬までに必要なワクチン量が確保される予定で、6月末には対象者への接種がほぼ終わる見込み。

 続く高齢者(約56万人)は今月12日に開始。現在は施設の入所者のみを対象としているが、入所者以外は5月17日に県内一斉にスタートする計画で、同10日から予約を受け付ける。一般住民への接種時期は現時点で示されていない。

 接種の流れはこうだ。市町村から接種券(クーポン券)が郵送されたら、市町村のホームページなどで実施会場や日時を確認し、電話やインターネットで予約する。ファイザー製ワクチンは2回の接種が必要で、1回目と2回目は3週間の間隔を空けなければならないので注意したい。

 接種券と一緒に治療中の病気などを記入する「予診票」を送る市町村も。会場の医師が接種の可否を判断するのに必要で、不明な点があればかかりつけ医に相談しておこう。

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 新型コロナのワクチン接種が岡山県内で本格化するのを前に、その効果や副反応、接種後の注意点などを紹介する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月01日 更新)

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