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「始まるワクチン接種」注意点 書類確認し不調時避けて

 新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける際には、居住する市町村から郵送で届く「接種券」を会場に持参する必要がある。券には「予防接種済証」の欄もあり、接種を受けるとワクチンのシールを貼ってもらえる。接種したことの証明となり、紛失しないよう大切に保管を。

 接種券と一緒に「予診票」も同封されており、事前に漏れがないよう記入しておきたい。保険証や運転免許証、パスポートといった本人確認ができる書類も忘れずに。自治体によっては服用薬を記録する「お薬手帳」の提示を求められるケースもある。

 新型コロナワクチンは上腕の筋肉に打つため、肩を出しやすい服装だと接種がスムーズだ。体調の良い時に受けるのが基本で、37・5度以上の発熱があったり、持病が悪化していたりする場合は、日程を変更しなければならない。

 心臓、腎臓、肝臓などに基礎疾患がある人や、ステロイドや抗がん剤といった免疫抑制作用がある薬を使用中の人は、かかりつけ医に接種の可否を相談しておきたい。血液がさらさらになる抗凝固薬を服用している場合は、注射部位の出血が止まりにくくなることもあるため、接種後は2分程度圧迫を。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月07日 更新)

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