文字 

「ワクチン接種、確実に受けて」 岡山県医師会長が呼び掛け

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、ワクチン接種を呼び掛ける松山会長

 施設入所者以外の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種開始(17日)を控え、岡山県医師会の松山正春会長は7日、岡山市内で記者会見し、「感染拡大で医療提供体制が急速に逼迫(ひっぱく)している。ワクチン接種を確実に受けてほしい」と呼び掛けた。

 松山会長は感染者の急増で県内の病床使用率が70%を超えたことに触れ、「コロナ患者への対応には多くの看護師が必要で、病床を増やすのは難しい。このままでは入院できず、自宅療養中に重症化して亡くなる人が出てきてしまう」と指摘。特効薬がない中、「ワクチン接種を進めて集団免疫を獲得することが感染収束の鍵を握る」と訴えた。

 既に接種した医療従事者に対する県の調査で、発熱の副反応があった人が4割程度いることについては「3、4日後には収まる。安心して受けてほしい」と説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月07日 更新)

ページトップへ

ページトップへ