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岡山市が医療機関にワクチン配送 17日の接種スタートに向けて

医療機関に配送するワクチンを車に積む委託業者

 岡山市は12日、施設入所者以外の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種スタート(17日)に向け、個別接種を行う市内の医療機関へワクチンの配送を始めた。

 ワクチンを一括管理する同市北区の倉庫で委託業者が作業。マイナス15度以下に保てる特殊な保冷ケースに詰めたワクチンを車に積み込んだ。車は医療機関に向け出発した。

 この日は、103医療機関に計1万2700回分のワクチンを送る予定。市は、個別接種を行う約360カ所の医療機関を2グループに分け、それぞれ週2回配送する計画。

 市によると、先行実施している施設入所者を含め接種対象となる市内の高齢者は約19万5千人。かかりつけ医などでの個別接種を補う集団接種も予定しており、5月末までには、希望する全高齢者(約15万人を想定)に1回目の接種が行き渡る量のワクチンが届く見込み。市保健管理課は「これから安定した量が十分に配給されるので、落ち着いて接種に臨んでほしい」としている。

 17日から個別接種を始める岡山県内の市町村の多くは、14日から配送を予定している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月12日 更新)

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