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県精神科医療センターに待機施設 コロナ患者向け、敷地内に開設へ

コロナ患者の一時的な待機施設が開設される県精神科医療センター

 岡山県は20日、今月下旬からの運用開始を目指している新型コロナウイルス患者の一時的な待機施設について、県精神科医療センター(岡山市北区鹿田本町)の敷地内に開設すると発表した。

 県によると、搬送先が決まらない患者向けに5床(状況によって10床まで増床)を確保し、医師や看護師、県職員ら5人程度で対応する予定。運営時間は午後5時~午前10時とし、夜間の救急や医療現場の負担軽減を図る。

 施設の利用には自宅療養者は管轄する保健所長の、宿泊療養施設の療養者はオンライン診療を担当する医師の判断が必要とした。

 県内では流行「第4波」による感染急拡大で患者の受け入れ先が見つからない救急搬送困難事案が増え、県が対策を検討していた。待機施設は大阪府が4月に導入している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年05月20日 更新)

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