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岡山県 ステージ1維持も悪化傾向 コロナ感染者2週連続で増加

 岡山県は12日、県内の直近1週間(4~10日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。ステージ判断は「1(散発)」に据え置いたものの、新規感染者は2週連続で増加し、関連の各指標も軒並み悪化している。

 1週間当たりの新規感染者数は85人で、前週(10月28日~11月3日)より22人増えた。岡山市の保育施設や倉敷市の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生しており、家庭などに広がる2次、3次感染が大半を占めるという。

 感染状況を示す指標は、6項目のうち4項目が悪化した。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は3・6%と前週の2倍に増加。10万人当たりの療養者数も1・16ポイント上昇して4・60人となった。

 新規感染者のワクチン接種状況は、約6割に当たる53人が未接種。2回接種完了後のブレークスルー感染は約3割の27人に上った。

 県新型コロナ対策室は「ワクチン未接種の若年者や効果が薄れている高齢者から感染が広がってきている。県民にはできるだけワクチンを接種してもらうとともに、体調が悪い際は早めの受診をお願いしたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年11月12日 更新)

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