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緑内障と白内障テーマに講座 岡山 専門医が治療、予防法解説

眼病の治療や予防法をテーマに開かれた県民公開講座

 眼病の治療や予防をテーマにした県民公開講座(岡山県医師会主催)が13日、岡山市内であり、専門医2人が加齢とともに発症リスクが高まる「緑内障」と「白内障」の症状や予防法などを解説した。

 岡山済生会総合病院の成田亜希子上席診療部長は、眼圧の上昇で視神経が圧迫されて視野の欠損を起こす緑内障が、日本人の中途失明原因の最多だと紹介。現在の治療法では視野の回復は困難とされ、「スマートフォンの長時間使用や横向きでの睡眠など、目に負担が掛かる行動は日ごろから避けることが大切だ」と述べた。

 岡山大病院の木村修平講師は、目の中の水晶体が濁って視力が低下する白内障について、「人工レンズを入れる手術が日帰りでできるようになった。物が見えにくいと感じている人は手術を検討してほしい」と話した。

 講座はオンラインでも配信され、会場参加者と合わせて約400人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年03月13日 更新)

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