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精神障害に理解深めて 岡山で自主製作映画上映

精神障害への理解を呼び掛ける映画の上映会

 精神障害への理解を深める「調子はえーんじゃフェスティバル」が9日、岡山市北区幸町の西川アイプラザであり、障害のある人たち自らが出演する自主製作のドキュメンタリー映画が上映された。

 映画はこの日のために制作され、障害のある人たちとその家族が40分にわたり、自らの経験を告白する内容。統合失調症の女性が幻聴に悩まされ、家出を繰り返しながら、それでも温かく見守ってくれた両親に感謝の手紙を送るエピソードなどが盛り込まれた。

 上映会場には市民ら約250人が詰め掛け、家族で訪れた倉敷市の公務員(35)は「障害と闘いながら前向きに生きる人たちの姿に心を打たれた。自分にできる支援を考えたい」と話した。

 岡山県精神障がい者団体連合会など約30団体・機関でつくる実行委が主催。シンポジウムや障害者によるバンド演奏もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年03月09日 更新)

タグ: 精神疾患

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