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おもてなし企業に岡山旭東病院 経産省が選定、地域密着経営

 経済産業省は27日、顧客のニーズに合わせ、地域社会に密着した経営を実現している全国の28事業者を選び、2013年度の「おもてなし経営企業」として発表した。12年度に続き2度目の選定で、経産省が各社の活動を冊子にまとめて紹介する予定。

 選ばれたのは、病院内に絵画を展示したり演奏会を開催し、患者に癒やしの空間を提供している岡山旭東病院(岡山市中区倉田)、通院や買い物など目的別の時刻表を用意している十勝バス(北海道帯広市)、高齢者らがガスを長時間使わない場合、家族にメールで連絡するアポロガス(福島市)、低価格の「小さな結婚式」に取り組むレック(神戸市)など。

 昨年9月からの募集に165事業者が応募。運送や医療、製造業など幅広い業種から有識者が選んだ。

 経産省の担当者は「地域が目指すビジネスモデルの一つ。多くの事業者に参考にしてほしい」と話している。

 岡山県内から初めて選ばれた岡山旭東病院の土井章弘院長は「長年の取り組みが認められ、うれしい。患者の満足度百パーセントを目指し、職員一丸となってこれからも頑張りたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年03月27日 更新)

タグ: 岡山旭東病院

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