文字 

最新放射線がん治療紹介 日本医学学会が市民講座

放射線による最新のがん治療などが紹介された市民公開講座

 日本医学放射線学会(会長・金澤右岡山大大学院教授)の市民公開講座「がんからあなたを守る~知っておきたい放射線診療最前線」が20日、岡山市北区鹿田町、岡山大Jホールで開かれ、市民ら約250人が放射線による最新のがん治療や検査への理解を深めた。

 同学会の第73回総会に合わせて開催。岡山大病院や岡山画像診断センターの放射線科専門医4人が講演した。

 同大病院放射線部の生口俊浩助教は、腫瘍部に細い電極針を刺して焼き切るラジオ波治療について解説。「切開を必要としない上に治療時間も短く、身体的負担は軽い」と強調した。

 がん細胞だけをピンポイントで破壊し、正常な細胞や臓器への影響を極力抑えられる陽子線治療や、がんの早期発見に有効なPET(陽電子放射断層撮影装置)検査なども紹介された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年04月21日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ