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岡山市医師会が別館入居 市民病院移転後の16年1月以降

市医師会が入居する見通しとなった市民病院別館

 岡山市は27日の市議会保健福祉委員会で、2015年5月に岡山操車場跡地(北区北長瀬表町)に移転する市民病院(同天瀬)の跡地について、本館西隣の別館(同東中央町)に市医師会が入居する見通しになったと明らかにした。本館など残る建物は撤去し、引き続き活用策を検討する。

 市によると、市医師会は別館(地上5階地下1階、延べ約5800平方メートル)の2〜4階に入居する。同会運営の検査・健診センター、訪問看護ステーションなども一緒に入る予定。他のフロアは現在と同じく1階を市の休日夜間急患診療所と休日急患歯科診療所、5階を会議室、地下1階をカルテ庫として使う。

 市医師会は現在、岡山衛生会館(中区古京町)に入居。同会館が15年12月以降に閉鎖されるため、同病院別館の利用を市に打診していた。賃料などの調整を進めており、同病院の移転後に改修工事を行い、16年1月以降の入居を想定している。

 現市民病院は本館、南館、西館、別館の計4棟と看護師宿舎がある。市は最も新しい別館(1992年完成)のみを残し、他の建物を撤去する方針。

 市は保健福祉委員会で、本館などの跡地について「中心市街地活性化や安全・安心の観点から地元と協議を重ね、活用策を探りたい」と説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年08月28日 更新)

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