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岡山済生会の看護師がネパールへ JICA第2次隊で医療支援活動

出発を前に決意を話す赤沢さん

 岡山済生会総合病院(岡山市北区伊福町)の看護師長赤沢由子さん(45)=同市=が7日、ネパール大地震で活動する国際協力機構(JICA)の国際緊急援助隊医療チーム第2次隊の一員として同市を出発した。8日に現地入りし、派遣期間は2週間の予定。

 赤沢さんは1998年ごろ、医療チームの派遣者に登録。2005年発生のインドネシア・スマトラ島沖地震で、救助隊に帯同する医療スタッフとして参加した経験がある。今回は4月28日に派遣された第1次隊が首都カトマンズの北東約80キロの村に設立した野外病院で医療支援活動を引き継ぐという。

 午前8時から岡山済生会総合病院で壮行式があり、職員約20人が出席。山本和秀院長が「現地の状況は厳しいと思うが、体調に気を付けて活動して」と激励した。赤沢さんは「本格的な被災地支援は初めて。被災者の心のケアも行いたい」と話した。

 JICAによると、第2陣は医師、看護師、薬剤師ら34人体制。岡山県内からの派遣者は赤沢さんのみ。7日夕、成田空港から出国し、タイ・バンコク経由でネパールに向かう。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年05月07日 更新)

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