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旭川荘の故江草氏を名誉県民に 県議会議長が知事へ要請

江草安彦氏

 岡山県議会の小野泰弘議長は9日、今年3月に88歳で亡くなった社会福祉法人旭川荘名誉理事長の江草安彦氏に名誉県民の称号を贈るよう伊原木隆太知事に要請した。知事は、県条例に基づく同意議案を9月定例県議会に提出するか検討を進める。

 知事を訪ねた小野議長は「江草氏は旭川荘の運営を通じて医療と福祉の一体化を推進し、医療福祉の国際的な発展にも多大な功績を残された」とする要請文を手渡した。さらに県議会の総意を受けた要請であることを説明した。

 知事は「議長が議会の意見を集約して要請されたことは重い。真剣に検討させていただく」と答えた。

 名誉県民は県が1981年に条例化。社会福祉の向上、経済の発展、学術文化の振興に卓越した功績があり、県民から郷土の誇りとして敬愛される人が対象とされている。これまでに元岡山大学長の谷口澄夫氏ら故人6人が選ばれている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年07月10日 更新)

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