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「禁煙」テーマに岡山でシンポ 受動喫煙の影響に理解深める

禁煙をテーマに開かれたシンポジウム

 禁煙をテーマにしたシンポジウム「岡山の空気はきれい!」(岡山県医師会など主催)が26日、岡山市内であり、市民や医療関係者ら約70人が禁煙支援に取り組む専門家の講演などを通し、受動喫煙による身体への影響について理解を深めた。

 日本禁煙科学会理事長の高橋裕子・京都大大学院特任教授は、1日1本未満の煙でも、吸い込めば心疾患の発病リスクが1・3倍以上になると説明。「受動喫煙に安全なレベルはなく、完全に防がなければならない」と強調した上で「岡山でも受動喫煙防止条例の制定を目指してほしい」と呼び掛けた。

 県健康づくり財団付属病院の西井研治院長は、肺がんの一歩手前の病巣が、禁煙によって正常な組織に戻った事例を紹介し「たばこをやめるのに遅すぎることはない」と訴えた。

 シンポジウムでは、高橋特任教授や西井院長らが海外の喫煙に対する規制や全国の条例制定の動向などについて意見を交わした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年01月26日 更新)

タグ: 医療・話題

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