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美咲「西川診療所」業務スタート 民間から町運営、週3回医師診察

町営の診療所としての診察がスタートした「美咲町西川診療所」

 本年度、運営母体が民間から岡山県美咲町に変わった「西川診療所」(同町里)の診療業務が9日スタートした。金田病院(真庭市西原)を指定管理者とし、週3回(火、木、金)の午前中、同病院などから派遣された医師が診察に当たる。

 診療所は2018年度まで一般財団法人が運営していたが、国民健康保険診療所として運営を引き継いだ。診療は従来通り内科のみで原則予約制。町によると、旧診療所には旧旭町地域の高齢者を中心に約40人が通院していたという。

 町は金田病院と診療所をオンラインで結ぶ電子カルテのシステム構築や心電図などの医療機器購入といった開設準備費用に3200万円を充てた。建物などの施設は同法人から寄付を受けた。

 診療再開に当たり、青野高陽町長が診療所を訪問。「医師不足の中、指定管理者を受けていただきこの日を迎えることができ、ひと安心。住民の命と安全な生活を守る施設の運営をよろしくお願いします」と呼び掛けた。

 一方、町は18年度限りで国民健康保険大垪和診療所(大垪和西)を閉院した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年04月10日 更新)

タグ: 医療・話題

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