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第3回 倉敷中央病院 内田 璞 ( すなお ) 院長 患者本位の医療に努める

内田璞院長

 東洋一の理想的な病院をつくる―。倉敷紡績社長の大原孫三郎が1923年、創設した倉敷中央病院(倉敷市美和)。その意気込みは今日に受け継がれている。海外にも知られる心臓のカテーテル治療をはじめ周産期救急、がん、脳卒中など治療実績は岡山県内屈指。県西部の急性期基幹病院として入院は年間延べ41万人、外来は75万人に上り、患者のアメニティ(快適性)の向上にも努めている。


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内田 璞( すなお )院長

 患者本位の医療▽全人医療▽高度先進医療―の実践という設立以来の基本理念に向け、医師や看護師らの優秀な人材を確保するとともに、医療の質、効率性を高めるよう努めている。

 特に心臓、脳の血管の病気や周産期・小児医療、消化器や呼吸器、血液、前立腺、 頭頸部 ( とうけいぶ ) などがん治療の水準は高いと自負している。

 一方で、職員の一泊研修などで医療の安全を確保しており、患者、職員のニーズを尊重して満足度を高めている。今後は、歯科も含め二十七診療科ある総合病院の強みを生かし、特に高齢者で求められている全人医療に努めたい。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年02月05日 更新)

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