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第29回 金田病院 がん化学療法 海野正俊内科医長 県北で初めての専門医

 がん治療で手術、放射線治療と並ぶ柱が抗がん剤による化学療法。内科の海野正俊医長は四月、そのエキスパートである日本臨床 腫瘍 ( しゅよう ) 学会のがん薬物療法専門医に岡山県北で初めて認定された。

 海野医長は岡山大卒業後、同大病院や愛媛県の病院などをへて二〇〇三年から金田病院勤務。悪性リンパ腫、白血病など血液のがん、胃、大腸など消化器がんの手術後や再発時、進行肺がんなど、これまでに約百二十例の化学療法を手掛けた。

 同病院ではがんのほか、再生不良性貧血など血液の病気を含む約二百五十人の患者を担当。入院せず通院で抗がん剤を投与する外来治療も行っている。海野医長は「今後も標準と認められたがん治療を提供したい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年09月30日 更新)

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