福山市民病院、市が新病棟建設へ 「がん」「救急」強化 １３年度診療開始
新病棟が建設される福山市民病院
羽田皓市長が定例会見で明らかにした。計画では、本館西側の駐車場に鉄筋コンクリート６階延べ約１万４千平方メートルを建設。病床数は約１００床で、このうち急性期の重症患者らに対応するＩＣＵ（集中治療室）とＨＣＵ（高度治療室）を１２床確保する。外来化学療法室、内視鏡室、手術室なども整備する。
同病院は０５年４月、救急救命センターを開設。０６年には厚生労働省から「がん診療連携拠点病院」の指定を受けた。０９年度の入院患者は１２万３５４５人で、この５年間で約１割増え、機能強化が求められていた。新病棟が完成すると病床総数は約５００床になる。
市は本年度中に実施設計を行い、１１年度から建設に取りかかる方針。
（2010年05月14日 更新）
