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生活習慣見直そう 岡山で糖尿病講座 茂木氏ら講演、意見交換

糖尿病予防について意見交換するパネリスト

 第53回日本糖尿病学会年次学術集会の最終日の29日、糖尿病市民公開講座「のばそう健康寿命! 見直そう生活習慣!」(山陽新聞社など共催)が岡山市北区表町、岡山シンフォニーホールであり、脳科学者の茂木健一郎氏らが講演した。

 茂木氏は「わかっているのに実行できない脳のしくみ」と題して話し、「現代人は本来持っている生きる力を使わず、随分と楽な生き方をしている」と指摘。糖尿病予防の運動などを習慣化するには「自分の現状を正しく認知することが大切」などと呼び掛けた。

 NPO法人ニッポンランナーズの金哲彦理事長は日常生活で気軽に取り組める運動法を紹介。「運動しようと気構えず、腕を大きく振って歩いたり、なるべく階段を使うことから始めて」と促した。

 両氏と加来浩平川崎医科大教授、谷澤幸生山口大大学院教授のパネルディスカッションも行われ、市民約2千人が聴講した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年05月30日 更新)

タグ: 糖尿病

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