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津山市、小中生の入院費無料化 10月から

 津山市は、小・中学生の入院費を10月から無料化する。現在、就学前までの乳幼児の医療費については入・通院を無料としているが、子育て支援の一環で拡充する。

 対象は小・中学生約9400人(4月末現在)。現行制度と同様に、県内病院では市から交付された資格者証を窓口に提出すれば支払わなくても済む仕組みを導入。県外病院への入院時も市に申請すれば給付される。

 所得制限はないが、保険診療での医療費が対象のため、差額ベッド代や食費、薬の容器代などは自己負担となる。拡充分の医療費は年間約2400万円。

 7月上旬に申請書を対象者に郵送し、9月下旬に資格者証を配布する予定。

 拡充に伴う2010年度分の医療費801万円を盛り込んだ10年度一般会計補正予算案を6月定例市議会に上程した。

 小・中学生の通院までの無料化を実施すると、拡充分の入院費を含め年間約2億3千万円が必要になると見込まれるため、財政負担が大きいとして見送った。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月11日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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