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新白鳥病院 脳神経外科を新設へ 香川県構想 08年度から新築整備

津田病院との統合構想が進んでいる白鳥病院

 香川県は津田病院(さぬき市)との統合による新白鳥病院の基本構想案をまとめた。現在の白鳥病院敷地(東かがわ市)に新築。脳神経外科を新設する一方、産婦人科は設けない方針。二〇〇八―〇九年度での整備を目指す。

 構想案によると、診療科は内科、呼吸器科、外科、整形外科、眼科、リハビリテーション科、麻酔科、消化器科、循環器科、心臓血管外科、放射線科、小児科、呼吸器外科、耳鼻咽喉(いんこう)科、脳神経外科の十五科とする。救急医療体制を充実するため、脳神経外科を新設する。

 津田病院にある産婦人科、皮膚科、泌尿器科=いずれも休診中=は、将来的な推計患者数が少ないことや、さぬき市民病院(さぬき市)に設置されていることなど踏まえ、設けない。

 病床数は、現行二病院の計二百七十床(白鳥百六十六、津田百四)から、将来の人口・患者数の減少や経営効率、看護体制のバランスなどを考慮し百五十―百七十床とする。

 立地については、大川地域におけるさぬき市民病院との公立二病院体制での地理的バランスと、国道11号に面した通院・救急搬送の利便性から、白鳥病院の現在地が適当と判断。整備方法は、白鳥病院本館が築後三十年近く経過し老朽化が進んでいる上、耐震基準にも適合していないことから、改修・増築ではなく新築する。工期は一年九カ月、工事費は四十億円程度と見込んでいる。

 県は今後、県議会などの意見を聞きながら構想を進めていく方針。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年12月14日 更新)

タグ: 医療・話題

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