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特定不妊治療へ助成 7月から津山市 1回10万円上限 県補助に上積み 

 津山市は、体外受精など特定不妊治療を受ける夫婦の経済的負担軽減へ向け、7月から治療1回当たり10万円を上限に助成する。少子化対策の一環。6月定例市議会に事業費500万円を盛り込んだ2010年度一般会計補正予算案を上程している。

 特定不妊治療は卵子と精子を取り出して培養器で受精させる体外受精と、顕微鏡を使って卵子に精子を注入する顕微授精の2種類。保険適用外のため治療費は1回平均約30万円と高額になる。全額自己負担のため、04年度に県が補助制度を導入し、09年度からは1回上限15万円(年2回を限度に5年間)を補助している。

 市は県の補助に上積みする。どちらかが1年以上、市内に住んでいる夫婦で、県補助を受けていることが要件。年2回を上限に5年以内に4回まで受けられる。

 県助成への市内の申請数は09年度64件(08年度55件)と増加傾向。市は10年度に50件の申請を見込んでいる。

 市健康増進課は「市独自の助成を設けることで、特定不妊治療を受ける夫婦の支援を強化したい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月13日 更新)

タグ: 医療・話題お産

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