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子宮頸がん予防 集団接種へ助成検討 美作市 11年度実施目指す

 安東美孝美作市長は14日、6月定例美作市議会一般質問で、女児に対する子宮頸(けい)がん予防ワクチン集団接種の公費負担について「2011年度実施に向け検討したい」と述べた。

 子宮頸がんはウイルスが原因で発症。性交渉を通じ感染するため、予防には若年層へのワクチン接種が有効とされる。日本産科婦人科学会などは11〜14歳を中心にワクチン接種を奨励。一方で費用(3回接種、5万〜6万円)が高額で保険適用外でもあり、普及していないのが実情。

 安東市長は「子宮頸がんは原因が解明されており、予防できるがん。県内では奈義町が中学生を対象に10年度から全額公費負担している」と説明。「がんの早期治療に努めるためにも11年度実施に向けて検討したい」と述べた。

 ワクチンを公費助成した場合、市内の小学6年生131人(5月1日現在)では589万円、中学1〜3年生358人(同)だと1611万円が必要。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月15日 更新)

タグ: がん医療・話題お産

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