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第55回 岡山県健康づくり財団付属病院 禁煙外来 気長にチャレンジを

 今では珍しくなくなった禁煙外来だが、ここでは1996年の病院開設当初から開設。西井研治院長がクリニックで始めたころを含めると20年の歴史がある。

 標準コースは2カ月で5回の診療。初回にたばこ依存度をテストし、必要に応じてニコチン補充のパッチや、飲み薬を処方する。禁煙のつらさにじっくり耳を傾けたり、励ましたりするのも大切な役割だ。

 治療から半年後の成功率は45%。何度も失敗する人もいるというが、西井院長は「やめようという気持ちがある限り大丈夫。気長に取り組めばいい」と温かなまなざしを向ける。

 今は女性の喫煙も目につくと言い「啓発強化が必要」と指摘。禁煙したいと思っている人は男女を問わず多いとみており「私たちは肩をポンと押すだけ。気軽に来院を」と呼び掛ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年06月01日 更新)

タグ: 肺・気管

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