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自閉症啓発重ね10周年 NPO親の会 倉敷、岡山市など「ケセランパセラン」 療育支援方法など勉強

講座に向けて資料作りをする会員たち

 倉敷、岡山市などの自閉症児の親でつくるNPO法人「ケセランパセラン」が、発足10周年を迎えた。米国で生まれた自閉症の療育支援プログラム・TEACCH(ティーチ)の勉強会を開いて、わが子とのコミュニケーション向上に努めたり、より多くの人に自閉症を理解してもらうための講座を定期的に企画するなど、前向きな活動を重ねている。

 ケセランパセランは、TEACCHを日本に紹介した佐々木正美川崎医療福祉大特任教授の勉強会参加者らが「TEACCHを学ぶ倉敷親の会」として2000年6月に設立。05年にNPO法人化した。

 現在の会員は約40人。専門家や自閉症者らを講師に迎え、市民向けの講座を年2、3回開き、自閉症に対する正しい理解を呼び掛けている。会員同士が情報交換をする茶話会、自閉症児の就労支援を目的とした農業体験などにも取り組んでいる。

 金子理事長は「自閉症という言葉は知っていても、どのような障害か知らない人が結構多い。保護者、教育関係者だけでなく、幅広い人たちに知ってもらいたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月19日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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